かつて加茂神社背後の山上にあった為星寺の本尊であったとされています。洗練された造形から、都で制作されて若狭へもたらされ、伝来してきた像と考えられます。特徴は、ふっくりした頬の御顔立ち、どっしりとした胸や腰と比して細い胴、薄く刻まれた衣のひだ、裾に表される翻波文(ほんぱもん。太い線、細い線が交互に繰り返される古い彫り方)と渦巻文で、制作時期は、9世紀後半から10世紀初頭頃と思われます。
備考 ●展示作品:木造 千手観音立像 ●展示場所:県立若狭歴史博物館常設展示室1「若狭のみほとけ」内 ●展示期間:平成29年7月20日(木)〜8月16日(水) ●開館時間:午前9時から午後5時まで(入館は4時30分まで) ●観覧料:一般・大学生 300円(20名以上の団体は2割引)、高校生以下・満70歳以上・障害者手帳等をお持ちの方 無料
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住所
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