平成29年11月20日
福井県立病院
担当者: 栄養管理室 小寺、今村
代表(内線): 0776-54-5151(内線2351または2352)
メール: kenbyo@pref.fukui.lg.jp
紹介: http://fph.pref.fukui.lg.jp/
全国初、ノロウイルスに対応した給食カートを導入します ・福井県立病院では、今年度から、ノロウイルス対策が徹底できる新たな再加熱
 方式の給食カートの導入を開始(平成31年度までの3か年計画)

・この給食カートは、福井県立病院と給食カートメーカー(株式会社エージー
 ピー)が共同で開発したもの。10月16日に、特許を共同で出願



 食中毒菌やノロウイルスが死滅するよう、調理段階では、食材の中心部まで85℃以上で1分以上加熱し、安全を期しています。
 しかしながら、現在、大規模施設で使われている給食配膳用の温冷カートや再加熱カートでは、食材を85℃以上で再加熱あるいは保温することができないため、調理後の盛り付け過程での衛生管理に課題がありました。

 今回、県立病院では、調理方法の異なる主菜、副菜、汁物の仕上がりを損なわずに、カートの中で“85℃以上かつ90秒間以上”の再加熱ができるシステムを給食カート・メーカー(株式会社エージーピー)と共同で開発しました。
 今後は、当日、盛り付け後での再加熱を的確に行う当システムにより、ノロウイルス対策を徹底することが可能となります。


(比較表)
               新機種    従来機種
温度            85℃以上  75℃以上
時間            90秒以上  60秒以上
O157、サルモネラ菌等対策   可      可
ノロウイルス          可      不可