平成23年5月24日
水田農業経営課
担当者: 作物部 井上、中村
電話: 0776-54-9310
代表(内線): 0776-54-5100(内線240)
メール: noushi@pref.fukui.lg.jp
紹介: http://www.pref.fukui.lg.jp/doc/noushi/index.html
農薬・化学肥料を使用しない水稲育苗技術の概要を現地説明します  農業試験場では、農薬や化学肥料を使用しない稲作技術の開発を進めています。
 この一環として、コウノトリ呼び戻す農法部会の恒本明勇会長(越前市都辺)との共同研究により、誰でも有機肥料で安定して丈夫な苗を育てる研究を行ってきました。
 このたび、有機肥料を溶かした肥料を追肥することで苗の品質向上を図ることについて意見交換を行うとともに、会長の圃場で田植えを行いますのでお知らせします。

                  記 

1 日時 平成23年5月25日(水)13時〜14時30分
     ※雨天時の開催については、農業試験場までお問い合わせ下さい。
     
2 場所 越前市黒川町(地図参照)
     ※13時に現地に集合下さい。

3 内容 試験概要説明    13時〜13時30分
     田植え作業(約5a)13時30分〜14時30分

4 研究の概要
(1)これまでの有機肥料を用いた育苗では、育苗期間が低温で経過すると十分に
  肥料を吸えず、田植え後の生育が停滞し減収するという問題があった。
(2)このため、育苗期間中に有機肥料を溶かした肥料を追肥することで苗の生育
  を促進する技術開発を進めることとした。
(3)有機肥料を溶かした肥料の追肥については、施肥時期と施肥量を5段階に変
  化させて生育の違いを検討している。
(4)現在、追肥した苗は従来の方法(育苗する土に粒状の有機肥料を施肥するの
  み)で育苗した苗と比べて、生育が良くなっている。(別添参照)
(5)なお今後は、田植えした恒本会長の圃場で生育を追跡し、田植え後の生育の
  改善効果、および米の品質や収量との関係を明らかにしていく。