平成30年5月2日
若狭歴史博物館
担当者: 窪田裕美
電話: 0770-56-0525
メール: w-rekisi@pref.fukui.lg.jp
紹介: http://wakahaku.pref.fukui.lg.jp/
国分寺(小浜市)の釈迦如来坐像を期間限定で公開します!  若狭歴史博物館では、5月3日(木)から6月3日(日)までの期間限定で、国分寺(小浜市)所蔵の釈迦如来坐像を公開いたしますので、お知らせします。

                  記

1 展示作品 木造 釈迦如来坐像 1躯(小浜市指定文化財)

2 展示場所 福井県立若狭歴史博物館 常設展示室1「若狭のみほとけ」内

3 公開期間 平成30年5月3日(木・祝)〜6月3日(日)
        会期中休館日:5月14日(月)、5月28日(月)      

4 展示時間 午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)

5 観 覧 料 一般・大学生 300円(20名以上の団体 240円)
       高校生以下・満70歳以上・障害者手帳等をお持ちの方 無料
       家庭の日(第3日曜日) 無料
       
6 展示作品の特色
       若狭歴史博物館では、若狭地域の仏像を広く紹介するため、定期的
       に仏像の展示替えを行っています。今回は、国分寺(小浜市)薬師
       堂に安置されている釈迦如来坐像を期間限定で公開します。
       本像は、右手は施無畏印(せむいいん。掌を胸前で正面に向ける)
       を結び、左足を上にして結跏趺坐(けっかふざ。両足の甲を逆足の
       腿上に載せて座る)する釈迦如来像です。丸く盛り上がる肉髻(に
       っけい。頭の上の隆起した部分)、小粒に刻まれた螺髪(らほつ。
       粒状の髪の毛)、丸顔で穏やかな表情、薄く滑らかな衣の表現など
       から、平安時代後期(12世紀)の製作と考えられます。構造は寄木
       造、像の高さは85.7cmです。現在は国分寺薬師堂に、本尊である
       薬師如来坐像(重要文化財。鎌倉時代)と阿弥陀如来坐像(小浜市
       指定文化財。平安時代後期)とともに安置されていますが、もとは
       別の寺院に伝来しました。 像の胎内には、元禄6年(1693)の修理
       銘があり、地域の人々によって大切に守り継がれてきたことが分か
       る仏像です。