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文書館古文書初級講座「御側向頭取御用日記」を読む(全3回)を開催します

平成26年10月2日  6月に開催した入門講座に続き、やや難易度を上げた初級講座を開催します。
 講座では「御側向頭取御用日記」(松平文庫(福井県立図書館保管))の中から1863年(文久3)6月の部分をとり上げ、くずし字や古文書の読み方を説明していきます。

                 記

1 日 時 平成26年10月9日(木)、16日(木)、30日(木)
       13:30〜15:30
2 会 場 文書館研修室

3 講 師 文書館職員

※要申込(定員40名)

■「御側向頭取御用日記」とは
 福井藩主松平家の側近「御側向」(おそばむき)のうち、松平慶永についていた御側向の頭取が残した日記です。
 慶永の日々の食事や面会の内容から往来や贈答、さらには起伏や登・下城の時刻までもがこと細かに記録されており、慶永自身、そして慶永に関する動きを時間単位で追うことができます。
 現時点で1859年(安政6)から1868年(明治元)までの10年分が確認されています。
 また、これとは別に1847年(弘化4)の1月から約2か月分の草稿があったとされながら、100年以上も所在がわからなくなっていました。これが最近になって残存していることが確認されました。この草稿は11・12月月替展示で紹介する予定です。

■1863年(文久3)の福井藩
 当時、内憂外患によって幕府の権威は低下していましたが、そのいっぽうで朝廷の権威はさらに上昇し、江戸に並んで京都が国政上の重要拠点となっていました。
 そのような中、福井藩では熊本藩から招いた横井小楠が「挙藩上洛」を計画し、藩の存続をも賭して公武合体を実現しようとしました。これにより、挙藩上洛派と従来通り幕府への参勤交代を全うすべしとの江戸参勤派との間で藩内が大紛糾することになりました。
 結局、挙藩上洛計画は実現には至りませんでしたが、親藩とはいえ一藩が日本の改革を打ち出して実行の決定にまで進んだこの計画は、藩内のみならず藩外にも大きな衝撃を与えました。
印刷用 印刷用ページ 添付資料 連絡先
文書館
担当者: 柳沢芙美子・宇佐美雅樹・堀井雅弘
電話: 0776(33)8890
メール: bunshokan@pref.fukui.lg.jp
紹介: http://www.library-archives.pref.fukui.jp/?page_id=137
記事ID: 3fa2ef14103295927E

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年月: 2014年10月
2014年10月2日 2014年10月1日

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