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【幕末明治福井150年博】「四賢侯」研究発表会を開催しました!

平成30年11月19日  この度、歴史学者や四賢侯の研究者をお招きし、「四賢侯」研究発表会を開催しました。
 会場には、約100名の歴史愛好家が参加し、幕末の四賢侯と呼ばれた福井藩主・松平春嶽、薩摩藩主・島津斉彬、土佐藩主・山内容堂、宇和島藩主・伊達宗城の思想や歴史的役割等について学びました。
 講座の概要等は下記のとおりです。

                   記

1 日 時 平成30年11月17日(土) 13:30〜16:30

2 場 所 ふくい南青山291 多目的ホール
      (東京都港区南青山5−4−41 グラッセリア青山内)

3 内 容

(1)基調講演
   『四賢侯 松平春嶽の役割』
    講 師:大石 学 (東京学芸大学教授)
    内 容:・松平春嶽をはじめとする四賢侯は、徳川を第一とする「佐幕
                  派」と「倒幕派」の中間に位置し、「公武合体派」と言われ
                  る。彼らは、調整・調停機能を果たしていた。彼らが去った
                  ところで、武力衝突が起きた。最終的には挫折するかたちと
                  なったが、彼らの思想がうまくいけば、犠牲の少ない近代が
                  あったかもしれない。
                ・世界にはテロや戦争など緊張関係が多く見られる。四賢侯の
                  ような調整・調停機能を持つ存在が必要ではないか。今、四
                  賢侯の苦悩を追体験することは重要。

   『西郷どんと松平春嶽』
    講 師:佐藤 宏之(鹿児島大学准教授)
        内 容:・松平春嶽は、大河ドラマ「西郷どん」に4つの局面で登場し
         ている。「ペリー来航から安政の大獄」、「薩摩藩の幕政進
         出から文久3年8月18日の政変」、「禁門の変から第一次
         長州征伐」、「薩長同盟から第二次長州征伐」。
        ・それぞれの局面での立ち位置を見ていくと、最初から中立的
         な立場を取っていたわけではない。次第に中立的な立場に立
         つようになり、「薩長同盟から第二次長州征伐」の時期ごろ
         に中道派となった。

 (2)発表会『四賢侯の動向と思想』
     発表者:大石学研究室 研究者
         ・山田篤史(埼玉県立草加東高等学校教諭)
         ・桐生海正(神奈川県立秦野曽屋高等学校教諭)
         ・守屋龍馬(徳川記念財団非常勤研究員)
         ・行田健晃(中央大学附属横浜中学校・高等学校兼任講師)
     総 括:大石 学 (東京学芸大学教授)
     内 容:各研究者から、四賢侯の動向と思想等について説明した後、
         大石氏から総括
         ・四賢侯は大老、井伊直弼によって処罰され引退した殿様た
          ち。自由に行動できる立場にあったからこそ国政に参加で
          きたとも言える。そして、家臣たちも動き、藩を超えた
          ネットワークを築いていった。
         ・壁ができつつある現代だからこそ、藩の壁を取り崩して、
          新しい関係性・ネットワークを築き、新しい時代を切り拓
          く種を播いた四賢侯に学ぶところがある。また、対立局面
          において、みんながいっしょにやっていく道を最後まで
          探った四賢侯をもう一度見直す意味は少なくない。

4 主 催 幕末明治福井150年博実行委員会

※ご希望があれば当日の写真データをお渡しできますので、お申し出ください。
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