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特別展「翻訳のチカラ」〜人体内部を解きあかせ!〜を開催します!

平成26年10月15日 1 趣  旨
 平成26年は、『解体新書』が発刊されて240年目のアニバーサリー・イヤーにあたります。これを記念し、辞書もないなか翻訳にチャレンジしたふくいの先人、杉田玄白らの功績を紹介します。
 むかしの日本人は、中国から伝わった医学を信じて、身体「五臓六腑」(11の器官)が中心で、人の心は腹にあり、病気は体内の鬼や虫が起こすと考えていました。ところが、江戸時代のなかごろ、杉田玄白とその仲間たちが長い年月をかけてオランダ語の医学書『ターヘル・アナトミア』を翻訳し、人体内部の本当の様子を明らかにしました。これが、人の心は脳が動かし病気の原因が鬼や虫でないことを、人びとが知るきっかけとなりました。本展では、こうした古代から近世までの日本における人体イメージの変遷を追いかけます。
 またあわせて、福井県出身で現在活躍中の翻訳家谷崎由依氏の仕事を紹介し、ふくいの子どもたちに翻訳という仕事について伝えます。


2 会  期 平成26年10月18日(土)〜11月30日(日) 
(会期中の休館日:10月20・27日、11月4・10・17・25日)

3 会  場 福井県立こども歴史文化館 3階特集ひろば 
              (福井県福井市城東1-18-21)

4 開館時間 午前9時から午後5時まで(入館は午後4時半まで)

5 観 覧 料 無料

6 展示構成とおもな展示資料
 (1) 病と鬼〜古代の病観〜
   絵馬「鬼(疱瘡)退治図」(復元複製・福井県立歴史博物館蔵)
 
 (2) 虫と病〜中世の病観〜
   『針聞書』(九州国立博物館蔵) 戦国時代の鍼医が著わした、腹の虫が図入りで
   紹介されている本を、パネルで紹介。

 (3)腹の虫、大流行〜近世の五臓六腑と腹の虫の世界〜
  「内景之図」 江戸時代初期の漢方医 岡本一抱(近松門左衛門の弟)が描いた五
   臓六腑の図。
  「薬の病退治の図」 病が鬼で描かれ、薬が退治している浮世絵。
  「房事養生鑑」、「飲食養生鑑」 五臓六腑が描かれている浮世絵。
  「宝船」(赤絵) 疱瘡除けのまじないに描かれた絵。
  「湯尾峠孫嫡子」江戸時代に湯尾峠の茶屋で配られたお札の版木等。

 (4)人体をさぐる〜腑分けと翻訳の動き〜
   『蔵志』(京都大学附属図書館蔵)実物とパネル。山脇東洋らが日本で初めて腑分
   けをし、著わした解剖書。
   『蔵鑑』(順天堂大学蔵、福井県立図書館画像提供)パネル。『解体新書』の2年
   前、福井藩医半井彦、山室知将が著わした解剖書。
   『解体新書』実物とパネル
   『重訂解体新書』実物
   『増補改正譯鍵』『波留麻和解』実物とパネル

 (5)スケルトン模型〜体内の実姿〜
   スケルトン模型(動物の内臓がわかる模型)
   人体模型(筋肉のはたらきと内臓がわかる模型)
   その他骨格グッズ

 (6)現代の翻訳家の仕事
   現在活躍中の福井県出身の翻訳家谷崎由依氏が翻訳した本と、谷崎氏の書き込みのある原書、翻訳に使っている道具などを展示します。このほか、世界中の言語に翻訳された『茶の本』、『ハリー・ポッターシリーズ』を紹介します。
※実物資料は専用のガラスケース内に展示。常時、監視カメラを作動、監視員を配置。
印刷用 印刷用ページ 連絡先
福井県立こども歴史文化館
担当者: 宮川・奥田・萬
電話: 0776-21-1500
メール: koreki@pref.fukui.lg.jp
紹介: http://info.pref.fukui.jp/koreki/index.html
記事ID: f078VW1410914835dc

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年月: 2014年10月
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