平成30年3月5日
福井県立病院
担当者: 経営管理課 吉田
代表(内線): 0776-54-5151(内線2047)
メール: kenbyo@pref.fukui.lg.jp
紹介: http://fph.pref.fukui.lg.jp/
高血圧症に潜むアルドステロン症を治療 ・高血圧は、日本人の生命予後を悪化させる最大の原因です。国内の推定患者数が4000万人に上り、とくに血圧が140/90mmHgを超えると合併症が進行し、体に害を及ぼします。

・降圧薬を服用しているにも関わらず血圧が低下しない方や、治療をしているにも関わらず脳出血や心筋梗塞などを発症する方の中には、ホルモンの異常によって血圧が上昇(高血圧患者の約10%)する方がいらっしゃいます。

・「原発性アルドステロン症」という病気は、アルドステロンというホルモンが副腎から過剰に分泌され、血圧を上昇させるとともに、血管や臓器にも影響を与え、合併症が進行させます。

・この病気の治療にあたっては、通常の降圧剤の服用だけでは合併症を予防することができず、手術やホルモンを抑える薬を服用する治療が必要になります。

・高血圧患者の中でも、
  幾種類もの降圧剤を内服しているが血圧が低下しない方。
  カリウムの低下によって脱力や頻尿といった症状がある方。
  40歳代までに高血圧を発症した方。
  若年で発症した脳梗塞の方
 などは、この病気の可能性が高いと言われています。

・県立病院では原発性アルドステロン症の診断から治療まですべて可能です。症状などに思い当たる方は、医師にご相談ください。