| 令和元年10月31日 | |
| 県立恐竜博物館 | |
| 担当者： | 山口、松下 |
| 電話： | 0779-88-8820 |
| 代表(内線)： | 0779-88-0001 |
| メール： | info@dinosaur.pref.fukui.jp |
| 紹介： | http://www.dinosaur.pref.fukui.jp/ |
今回のコンクールには県内外から熱のこもった１６３点の作品の応募があり、その中から厳正な審査を行い１１作品を選びました。
また、表彰式および金賞受賞者の研究発表会を１１月１７日（日）（家庭の日により常設展無料）午前１１時から行います。なお、表彰式等の詳細については、後日改めてお知らせします。
記
１ コンクールについて
（１）テーマ
「恐竜の進化」
（２）課題
今年で３１年目となる勝山市北谷での発掘調査で発見された新種の恐竜のう
ち、第一次発掘で発見されたフクイサウルスが、もしも絶滅せずに現在まで生
き残っていたとしたならばどのように進化したのかを、進化に関する解説を参
考にしながら考える(別添「募集要項」参照)。
（３）応募数
総数１６３点
・小学生低学年の部 １０５点
・小学生高学年の部 ５４点
・中学生の部 ４点
２ 入賞者
（１）小学生低学年の部
〔金賞〕川邊 幹人 （１年生）愛知県愛知郡
〔銀賞〕佐々木 慶太（３年生）愛知県名古屋市
豊福 隼徳 （３年生）鹿児島県鹿児島市
〔銅賞〕川口 康 （１年生）富山県黒部市
鈴木 玲音 （１年生）沖縄県宜野湾市
矢戸 和真 （２年生）福井県勝山市
（２）小学生高学年の部
〔金賞〕天野 哲平 （５年生）神奈川県横浜市
〔銀賞〕山本 海凜 （４年生）神奈川県平塚市
〔銅賞〕木村 由惟 （４年生）福井県福井市
（３）中学生の部
〔金賞〕岩井 瑠奈 （２年生）兵庫県高砂市
（４）特別賞
岡村 一樹 （小学３年生）東京都昭島市
３ 入賞作品の展示について
入賞作品は、表彰式当日は表彰式会場内に展示し、翌日１１月１８日（月）
以降は３階のエントランスホールに展示します。
なお、当館ホームページでは本日から公開いたします。
４ 全体講評（館長コメント）
開館以来初めての企画として開催した「恐竜博物館課題研究コンクール」に
県内はもとより、全国からたくさんの御応募をいただき、心より感謝申し上げ
ます。
このコンクールは、子どもたちが自身で調べたり、博物館で見学したりした
内容をもとに、物事を筋道を立てながら考え、想像するとともに、分かりやす
く表現するよい機会となったのではないかと考えています。
応募作品に描かれた現代版フクイサウルスは、どれも姿、形そして行動を現
在の環境と関連づけて想像したもので、環境と生物の進化の関係をしっかりと
捉えており、進化についてよく学んだ跡が見られました。
また、ヒトと友達になって暮らしている、あるいはヒトのペットとなってい
るという、子どもらしくほほ笑ましい作品も多く見られました。
今回のコンクールでは、絵画主体の作品、何枚にもおよぶレポート風の作品、
そして現代の子どもらしいパソコンを用いた作品など、思い思いに表現した実
に多様な作品が寄せられ、表現方法に見られる工夫や面白さにも感心させられ
ました。
今後ますます、子どもたちが恐竜を窓口として、生物や生物の進化に興味を
持つとともに、自然科学への関心を高めてもらえればうれしい限りです。