平成30年1月9日
若狭歴史博物館
担当者:
濱田沙矢佳
電話:
0770-56-0525
メール:
w-rekisi@pref.fukui.lg.jp
紹介:
http://wakahaku.pref.fukui.lg.jp/
国分寺(小浜市)の阿弥陀如来坐像を期間限定で公開します!
若狭歴史博物館では、1月23日(火)から2月18日(日)までの期間限定で、国分寺(小浜市)所蔵の阿弥陀如来坐像を公開いたしますので、お知らせします。
記
1 展示作品 木造 阿弥陀如来坐像 1躯(小浜市指定文化財)
2 展示場所 福井県立若狭歴史博物館 常設展示室1「若狭のみほとけ」内
3 公開期間 平成30年1月23日(火)〜2月18日(日)
※休館日:2月13日(火)
4 展示時間 午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
5 観 覧 料 一般・大学生 300円(20名以上の団体 240円)
高校生以下・満70歳以上・障害者手帳等をお持ちの方 無料
ふるさとの日(2月7日)、家庭の日(第3日曜日) 無料
6 展示作品の特色
本像は、両手の親指と人差し指をそれぞれ輪にして、右手を立てて
左手は脚の上に置く、「来迎印(らいごういん)」という印を結ぶ
阿弥陀如来像です。この印を結ぶ阿弥陀如来像は、阿弥陀如来が極
楽浄土から迎えに来る様を表したものとされ、平安時代後期以降に
多く作られました。丸く盛り上がる肉髻(にっけい、頭の上の隆起
した部分)や、小粒に刻まれた螺髪(らほつ、粒状の髪の毛)、穏
やかな表情、薄く滑らかな衣の表現が特徴で、平安時代後期(12
世紀)の制作と考えられます。構造は寄木造で、表面の漆箔(漆を
塗った上に金箔を貼ること)は後世の修理によるものです。像本体
の大きさは86.0cmです。
本像は現在、薬師堂に本尊である薬師如来坐像(重要文化財、鎌倉
時代)と、釈迦如来坐像(小浜市指定文化財、平安時代後期)とと
もに祀られていますが、もとは別の寺院から移されてきたと伝えら
れています。博物館での公開は、今回が初めてです。