令和元年5月8日
農業試験場
担当者:
病害虫防除室 酒井、高岡
電話:
0776-54-9310、54-9315
代表(内線):
0776-54-5100(内線291)
メール:
noshi@pref.fukui.lg.jp
紹介:
http://www.pref.fukui.lg.jp/doc/noushi/kankyo/boujyo31.html
農作物病害虫発生予察注意報第1号(ネキリムシ類の多発生)を発表しました
ネキリムシ類はカブラヤガ、タマナヤガの幼虫で、野菜類、花き類、ダイズなど幅広い
農作物に被害を与える害虫で、フェロモントラップの誘殺数は4月中旬から急激に増加し、
5月上旬以降に被害が多発生する恐れがあります。
ネキリムシ類の防除の徹底を図るため、下記のとおり注意報を発表しましたので、
お知らせします。
記
1 発生予察注意報発表日
令和元年5月8日(水)
2 発生予察注意報発表の根拠
(1)フェロモントラップ誘殺数は平年、前年に比べて多く、4月6半旬、5月1半旬
では平年比3倍誘殺された。また、誘殺時期も平年より3半旬早い。
(2)5月の降水量は少ない予想で、本虫の増殖に好適であるため、多発生すると予想
される。
(3)今後幼虫が発生し、加害盛期と野菜等の播種・定植時期が重なるため、被害が
大きくなる恐れがある。
3 ネキリムシ類の防除対策
(1)ふ化後の幼虫は主に雑草を食害するので、播種・定植前の早期耕転や圃場周辺
の草刈徹底を実施する。
(2)休耕地や雑草地を耕起して定植する場合や毎年被害が出る圃場では発生が多く
なるので、殺虫剤(粒剤)を土壌に処理してから播種・定植する。
(3)播種後や定植後に圃場内をよく観察し早期発見に努め、被害が拡大しないよう
防除すること。
(4)薬剤の安全使用基準を遵守する。