令和2年7月27日
流通販売課
担当者:
前川、水澤
電話:
0776-20-0419
代表(内線):
(内)3024
メール:
ryutsu@pref.fukui.lg.jp
紹介:
http://www.pref.fukui.lg.jp/doc/021033/index.html
農作物病害虫発生予察注意報第2号(中晩生水稲穂いもち病の多発生)を発表します
今年は、水稲圃場にて葉いもち病が平年よりやや多く確認されています。また、今後いもち病の感染に好適な曇りや雨の日が多いと予想されているため、水稲の収量に影響する穂いもち病が多発する恐れがあります。
このため、下記の通り注意報を発表しましたので、お知らせします。
記
1 発生予察注意報発表日
令和2年7月27日(月)
2 発生予察注意報発表の主な根拠
(1)一部の圃場で葉いもち病が多発生している圃場が見られる。また、普段発生
しない平地でも発生し、葉いもちの圃場発生率は平年(過去10年平均)より
約1.8倍多い。
・葉いもち病発生圃場率(7月下旬県内115地点調査)
今年21.6% 前年12.7% 平年(過去10年平均)12.3%
(2)梅雨明けが遅れる見込みのため、穂いもち病の発生初期となるコシヒカリの
出穂予測日(8月2日頃)まで同病の好適条件※が続く可能性がある。
(3)梅雨入り以降の日照時間が少ないため、イネが軟弱化し穂いもち病に対する
抵抗力が低下していると考えられる。
(4)県内各地でいもち病感染の好適条件※が出現しているため、穂いもちの伝染
源となる上位葉での発病の増加が予想される。
3 防除対策
(1)出穂直前と穂揃期(出穂3〜5日後頃)の2回、薬剤散布を徹底する。
(2)出穂期以降も降雨が続き、多発が予想される場合は追加防除を行う。
(3)薬剤散布は散布効果を高めるため雨がやんでいるときに散布するよう
努める。
(4)同一系統の薬剤散布は、いもち病の抵抗性獲得を誘発するため避ける。
4 注意報及びいもち病の発生状況に関する問合せ先
福井県農業試験場 病害虫防除室 酒井、駒野
電話番号 0776−54−9315(直通)
※好適条件:葉面湿潤時間が10時間以上、葉面湿潤時間中の平均気温が
15〜25℃、前5日間の平均気温が20〜25℃