平成29年7月10日
若狭歴史博物館
担当者:
有馬香織
電話:
0770-56-0525
メール:
w-rekisi@pref.fukui.lg.jp
紹介:
http://www.pref.fukui.lg.jp/doc/rekimin/
加茂神社(為星寺)の千手観音立像(重要文化財)を期間限定で公開します!
若狭歴史博物館では、7月20日(木)から8月16日(水)までの期間限定で、小浜市宮川の加茂神社(為星寺)に伝えられてきた千手観音立像を、公開いたしますので、お知らせします。
記
1 展示作品 木造 千手観音立像 1躯
2 展示場所 若狭歴史博物館 常設展示室1「若狭のみほとけ」内
3 公開期間 平成29年7月20日(木)〜8月16日(水)※休館日なし
午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
4 観 覧 料 一般・大学生 300円(20名以上の団体 240円)
高校生以下・満70歳以上・障害者手帳等をお持ちの方 無料
家庭の日(第3日曜日) 無料
5 展示作品の特色
かつて加茂神社背後の山上にあった為星寺の本尊であったとされる
千手観音立像で、重要文化財に指定されています(現在は、加茂神
社が管理されています)。胸前で合掌する2本の手、腹前で宝珠を
持つ2本の手、左右36手(全部で40手)を持ち、頭上に十一の顔を
持つ十一面の観音です。構造は、桧の一木造で、内刳りはありませ
ん。洗練された造形から、都で制作されて若狭へもたらされ、伝来
してきた像と考えられます。特徴は、ふっくりした頬の御顔立ち、
どっしりとした胸や腰と比して細い胴、薄く刻まれた衣のひだ、裾
に表される翻波文(ほんぱもん。太い線、細い線が交互に繰り返さ
れる古い彫り方)と渦巻文で、制作時期は、9世紀後半から10世紀
初頭頃と思われます。