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バフンウニが食べている海藻を明らかにする技術を開発し、学会で表彰されました

平成27年12月8日  県では、バフンウニ資源を増やし漁獲量を増加させるため、生息に適した漁場にバフンウニ種苗を放流し、漁獲する技術開発を行っています。
 このたび、バフンウニの胃内容物の海藻断片から、遺伝子分析により海藻の種類を特定する技術を開発し、日本水産学会中部支部大会委員長賞として表彰されましたので、お知らせします。
  
                 記

1 発表日   平成27年11月21日(土) 

2 発表場所  平成27年度日本水産学会中部支部大会
        東海大学海洋学部(静岡県静岡市清水区折戸3-20-1)

3 発表者   福井県水産試験場 研究員 仲野大地
  (指導教授)福井県立大学海洋生物資源学部 神谷充伸教授、富永修教授

4 開発した技術
    これまで、バフンウニの餌となる海藻を特定する方法として、胃内容物の
   海藻断片を顕微鏡で観察し、形態によって種類を特定してきました。しか
   し、この方法は海藻の専門家でも高度な技術と知識を必要とするものでし
   た。
    今回開発した技術は、植物の分類に用いられている遺伝子領域(DNAバーコ
   ーディング領域)を分析することで海藻を特定する方法です。この技術を用
   いて、バフンウニの胃内容物の海藻の種類を特定しました。
    餌となる海藻を特定する技術が開発されたことから、今後は、ウニが利用
   している海藻が多く繁茂する海域にバフンウニを放流し資源増大につなげる
   予定です。 

5 表彰事項
   「平成27年度日本水産学会中部支部大会委員長賞」の受賞
    日本水産学会中部支部大会において、優れた研究発表を行った者に優秀発
   表賞を授与するとの規定によるものです。
印刷用 印刷用ページ 添付資料 連絡先
水産試験場
担当者: 岩谷、仲野
電話: 0770-26-1331
メール: suisi@pref.fukui.lg.jp
紹介: http://www.fklab.fukui.fukui.jp/ss/
記事ID: A97LU514484260708e

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