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蓮性寺(小浜市)の十一面観音坐像を期間限定で公開します!

平成29年6月2日  若狭歴史博物館では、6月17日(土)から7月30日(日)までの期間限定で、蓮性寺に安置されてきた十一面観音坐像を初めて公開いたしますので、お知らせします。

                  記

1 展示作品 木造 十一面観音坐像  1躯

2 展示場所 福井県立若狭歴史博物館 常設展示室1「若狭のみほとけ」内

3 公開期間 平成29年6月17日(土)〜7月30日(日)
       ※休館日:6月26日(月)、7月10日(月)      

4 展示時間 午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)

5 観 覧 料 一般・大学生 300円(20名以上の団体 240円)
       高校生以下・満70歳以上・障害者手帳等をお持ちの方 無料
       家庭の日(第3日曜日) 無料
       
6 展示作品の特色
       小浜市阿納の蓮性寺境内にある観音堂にお祀りされている秘仏の十
       一面観音坐像です。胸や腹はどっしりとした肉感がありながら、膝
       の張りもほどよく、全体的に均整のとれた姿であること、肩からか
       かる衣や、膝を覆う衣のひだがゆるやかな彫口で表現されているこ
       と、ふくよかなお顔に唇は厚く刻まれ、彫眼であることなどから、
       平安時代(11世紀中頃)の作の御像であると考えられます。坐像の
       十一面観音像は若狭でも珍しい姿です。
       蓮性寺は、臨済宗南禅寺派の寺院で、江戸時代の記録によると、寺
       の創建は天文13年(1544)、観音堂の創建は文和元年(1352)とされ
       ていますが、この像は寺や堂の創建年代よりも古いものです。東寺
       百合文書(国宝)の文永2年(1265)「若狭国惣田数帳案」という古文
       書には、この頃、阿納に「長谷寺」「瀧蔵宮」(奈良では長谷寺の
       奥ノ院が瀧蔵神社です)という寺社が存在していたことがわかって
       いて、像の造像年代から考えると、長谷寺が廃れた後、蓮性寺に引
       き継がれて、お祀りされてきた仏像であると思われます。
       今回が初公開となります。
印刷用 印刷用ページ 添付資料 連絡先
若狭歴史博物館
担当者: 有馬香織
電話: 0770-56-0525
メール: w-rekisi@pref.fukui.lg.jp
紹介: http://www.pref.fukui.lg.jp/doc/rekimin/
記事ID: a8b0f6149552365330

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