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絵本『新天地をめざして』を刊行します。

令和6年3月29日  当館では、子どもたちが調べ学習に利用できるよう、ふくいの人物を紹介する書籍、紙芝居、絵本(これき人物シリーズ1〜14)を刊行してきました。今回、絵本シリーズの第4作目として、明治時代の半ば、政府が進める北海道移住政策のもとで、福井県から北海道に渡った人びとの体験を紹介する絵本を作成しました。
 つきましては、県民の皆様に広くお知らせいただきますよう、ご協力をお願いいたします。

                          記

1 書  名 『新天地をめざして』
     (これき人物シリーズ15 絵本編4「北海道へ渡った人びと」)
        
2 内  容 
 明治時代の半ば、新天地を求めてふくいから北海道に移住した人びとの体験を取り上げた絵本です。
 明治時代の初めから、政府は未開地の開拓とロシアに対する北方防衛のために、はじめは士族、後には平民を対象にした北海道移住政策を推し進めました。そのもとで、福井県からも明治20年代から40年代にかけて多くの移住者が出ました。多い年には6000人が渡っています。
 当絵本は、実際に1879年(明治30)に移住を試みた「池広団体」(越前市神山地区の池ノ上、広瀬の人びとを中心にした団体)をモデルにした話です。「池広団体」の人びとが、気候・風土の全く異なる移住先でさまざまな困難を乗り越えて、水稲の耕作に挑み、のちの「世界最北の水稲耕作地」の基礎をつくる経緯を描いています。
 なかでは、坂井郡波寄村(福井市)出身の政治家で、北海道庁長官をつとめた杉田定一も紹介しています。
 未開の地を切り開く困難に立ち向かった先人たちの挑戦と努力を知ることのできる1冊です。

杉田定一(生没年:1851〜1929年)
 坂井郡波寄村(福井市)生まれ。明治〜昭和時代の政治家。板垣退助(1837〜1919)と出逢い、自由民権運動※に身を投じる。1890年からは衆議院議員(のちに衆議院議長、貴族院議員)をつとめる。
 1898年に北海道庁長官になり、福井県からの移住者に土地のあっせんをしたこともある。(※国民が選挙で選ぶ議員で構成する民選議院(衆議院)の開設や地租軽減などを政府に求めた運動。)
        
3 発  行 福井県立こども歴史文化館

4 配 布 先 県内の幼稚園、保育園、小中学校および県内外の図書館、
       博物館等

5 有償頒布 当館受付カウンターにて、1部800円で頒布します。
              通信販売も行います。
              詳細は電話(0776−21−1500)でお問い合わせ
              いただくか、ホームページをご覧ください。
印刷用 印刷用ページ 添付資料 関連情報 連絡先
こども歴史文化館
担当者: 中原、奥田
電話: 0776-21-1500
メール: koreki@pref.fukui.lg.jp
紹介: https://info.pref.fukui.lg.jp/koreki/
記事ID: e8fQ341710400139d7

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