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一乗谷朝倉氏遺跡の遺構保存に関する連携研究の成果を日本文化財科学会で発表しました

令和4年10月12日 　今年9月10日・11日に千葉大学にて開催された第39回日本文化財科学会で、下記のとおり発表を行ったので、お知らせします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　記

１）内容
　一乗谷朝倉氏遺跡（以下、遺跡）は、戦国時代、朝倉氏が5代100年間にわたって
拠点とした城下町跡です。遺跡には、庭園・寺院・町屋など、その町並みが良好に
残っており、現代においても戦国期の遺構を間近に見ることができる貴重な遺跡で
す。
　今年10月1日には、一乗谷朝倉氏遺跡博物館が開館しました。館内では幅5.6ｍ、長
さ38ｍの石敷遺構を発掘当初の姿で露出展示します。これらの貴重な遺構を守り、
後世に伝えていくため、福井県では令和元年12月に国立文化財機構奈良文化財研究
所と協定を締結し、遺構保存に関する連携研究を進めてきました。
　本格調査を開始し3年目に入った今年、文化財保存の専門家が一堂に介する「日本
文化財科学会」にて、奈良文化財研究所と共同で、これまでの研究成果の発表を行
いました（口頭発表1件、ポスター発表2件）。
　こうした遺構保存に関する取り組みを、研究者のみならず県民の皆様にも広く知
っていただきたく、報道関係者の皆様に公開させていただきます。

１）内容
　　発表者・発表タイトル
　　【口頭発表】
　　　藤井佐由里 1)、脇谷草一郎 2)、渡邊英明 1)、田中祐二 1)、柳田明進 2)
　　　川越光洋 1)、�盧瞥寮� 2）
　　　「博物館内における遺構の展示手法と周辺環境の最適化に関する研究
　　　　　　　　　−遺構展示室内の環境調査と遺構の埋戻し方法の検討−」
　　
　　○【ポスター発表】
　　　渡邊英明 1)、佐藤嘉則 3)、島田潤 3)、藤井佐由里 1)、田中祐二 1)、
　　　川越光洋 1),�盧瞥寮� 2)
　　　「博物館内における遺構生物劣化と保存対策に関する検討
　　　　　　　　　　　　　−遺構展示室における微生物調査−」
　　
　　○【ポスター発表】
　　　脇谷草一郎 2)、藤井佐由里 1)、藤田若菜 1)、柳田明進 2)、渡邊英明 1)
　　　川越光洋 1)、�盧瞥寮� 2)
　　　「特別名勝一乗谷朝倉氏庭園の景石保存に関する研究
　　　　　　　　―周辺環境が景石の劣化におよぼす影響ー」

　　１） 福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館
　　２） 奈良文化財研究所
　　３） 東京文化財研究所


２）お問い合わせ先・連絡先
　　〒910-2152　福井市安波賀中島町8-10
　　一乗谷朝倉氏遺跡博物館
　　　電話番号：0776-41-7700
　　　メール：s-fujii-fw@pref.fukui.lg.jp（担当：藤井） 印刷用 印刷用ページ 添付資料 関連情報 連絡先
一乗谷朝倉氏遺跡博物館
担当者： 副館長　川越光洋
電話： 0776-41-2301
メール： asakura@pref.fukui.lg.jp
紹介： http://asakura-museum.pref.fukui.lg.jp/
記事ID: c9f87016632387659b

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キーワード： 一乗谷
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〒910-8580 福井県福井市大手3-17-1
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